診療グループ紹介

虚血グループ

1.チーム概要

虚血チームは、急性冠症候群(ACS)などの虚血性心疾患に対し、24時間365日の緊急カテーテル治療体制を整え、一刻も早い血行再建を実現しています。院内外の医療スタッフと緊密に連携し、安全かつ迅速な対応を行います。

2.専門医取得支援と症例経験

当科では、CVIT専門医認定に必要な300例のPCI経験を、循環器専門医取得前に積むことができます。
実際に取得研修中の先生方は年間約80例のPCIを担当しており、必要症例数を効率的に満たす体制を整えています。

3.若手医師が経験できる先進治療

高度石灰化病変への複合アプローチ

国内有数の専門家を定期的に招聘し、ロータブレーター、ダイヤモンドバック、方向性冠動脈粥腫切除術(DCA)などの特殊デバイスを用いた症例を間近で見学・習得できます。

最新の血管内イメージング

OCT(光干渉断層法)、IVUS(血管内超音波)、NIRS(近赤外線分光法)による精密な病変評価を習得します。

先進的虚血評価

FFR(冠動脈内圧測定)、FFRangio、QFRなど多様な評価法を用い、機能的診断の最前線を体験できます。

4.研究活動と教育

当教室では血管内イメージングを用いたプラーク性状解析や、QFR/FFRangioの 臨床応用研究を推進しています。3Dプリンターを用いた冠動脈治療シミュレーションモデル の開発にも取り組み、実践的な研究環境を提供。
レジデントの先生方には、学会発表や論文執筆の機会を通じて臨床と研究の両面を学んでいただきます。

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